きのうの夜からようやく復調のきざし。
 お祝いでひっそりおすそわけをいただく。
朝、予想どおりのさわやかな目覚め。あれもしたいこれもしたい、と欲張りな気持ちがひさしぶりにふつふつと沸きあがってきた。
 腹が減ってはいくさはできません。
顔ほどの大きさのあるどらやきをぱくつく。小豆の甘さは休日の朝にとても良く合うと勝手に思っていて、こんなジャンクな朝食も日曜日なら許してしまう。
リネンの雑巾(これはありとあらゆる掃除道具の中で最強だと思う!どんなに汚しても洗えば元通りになるのもまた掃除をしたいと思うし。)で部屋中の埃を拭い去る午前中。鏡もテレビもぴかぴかになった。
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午後は、こないだ転んだときにつけた傷も膝の痛みも癒えたのでひさしぶりのジョグ。いつもの公園で。いつまでも怠けるわけにはいかないし、なによりも冬の終わりというより春の始まりのようなこの暖かさがどうしても走りたくなった。走りながらシャッフルで流れてきた曽我部氏の「冬の終わりの、ある一日」というフレーズにしみじみする。ああ、私も今このとき「冬の終わりのある一日」を過ごしているんだなって。感傷ではなく、季節がきらきらと変わる、太陽の種類が変わる、木の匂いが変わるこの瞬間を体感している、という喜びといっしょに。
5キロのつもりが気づけば10キロ走っていた。足を止めたくない、こんな感覚は久しぶり。
心地よいだるさと爽快感で、気持ちいい昼寝をした。来週はいよいよ、駅伝。
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欲張って布を買いに行こうと思っていたけど目覚めたらもう夕方。ごはんの時間。
 ごはんがべちょっとなってちょっと失敗。
晩ごはんは菜の花の胡麻和え、かきたまスープ、ごぼうとトマトと鶏の炊き込みごはん。
たくさん出来たから明日はお弁当。
夜はシーツやスカートの続きを縫ったり、シーツと同じ生地で枕カバーを作ってみたり。
何でもないこんな1日を楽しめる、この気持ちを取り戻せたのが何よりも嬉しいいちにちで、それをぎゅーっと噛み締めながら過ごした。