読了:2008(036、037)
- 作者: 甲斐みのり
- 出版社/メーカー: mille books
- 発売日: 2008/04/01
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- 作者: 西加奈子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: 単行本
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昨日のこと
早起き。今日こそは、と区役所に向かい第一期の納税完了。それにしても、区民税高すぎるよ・・・。
嵐が過ぎ、前日とはうって変わっての暑い陽射し。嵐はその音やひりっと突き刺す光で一瞬心がざわざわするけど、その底に流れるすべてのトーンはとても静か。世界の終わりのその一瞬は、こういう心象、そして風景なのか。もしくはゴダールの「アワーミュージック」の楽園の章のような風景なのか。どちらにしても、どんなにざわざわしていても、心の世界は無音に近いような気がする。日焼け止めを塗りながら、前日思ったことを思い返す。
午後は所要で東京駅へ。きびきびと歩くビジネスマンに混じってふわりふわり歩いて歩いて、少し疲れて資生堂パーラーでお茶。
濃厚な甘さが、疲れた体にぐぐーっと沁みこむ。程よい酸味が舌に心地よく、一気に食べた。
夕方から前の職場に程近い図書館へ。その後元同僚2人と落ち合いファミレスへ。
金曜日に会ったばっかりなのにお互い久しぶり、なんて声を掛け合う。ひとりは大急ぎで仕事を片付け、2つの駅まで用事で出た後わざわざ戻って会いにきてくれた。それだけ、沢山話すことがあると言って。ありがたいなあ。
数時間居座っても、話すことは尽きない。惜しんでお別れ。
渋谷からはフィッシュマンズを聞きながら歌いながら歩いて帰る。ナイトクルージングとWALKING IN THE RHYTHMがしっくりくる帰り道。
とても疲れたけど、たくさん歩いてたくさん喋って、その疲れすらも気持ちのいい1日だった。
見終わった:2008
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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麻生久美子ちゃんが3篇に渡って出ているんだけど、素の彼女じゃないかと思わせるほどの演技力に息を呑む。もちろん彼女の美しさにも。
彼女一人をただひたすら映しだす、そのカメラはずっと彼女の左側にあって、それが2人にとって意識をせずともあたりまえの風景で、心が繋がっていたことをなによりも強く感じさせ、自分のそうだった時を不意に思い出しぎゅうっとなった。
そして、それよりもなによりも、動く板谷家のケンちゃんが出てきたときは心臓が飛び出そうになった!姿だけでやっぱり大爆笑。
- 作者: ゲッツ板谷,西原理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店
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何回読んでもヒーヒー言ってしまう。板谷家おそるべし。
読了:2008(033,034,035)
- 作者: 蜂飼耳
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- 作者: 辛酸なめ子,竹田恒泰
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- 作者: 重信メイ
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興味のある世界に軽いタッチで触れたい気分だったようだ。
だけど重信メイさんのお話は、母と娘、そして家族の絆にきゅーっと胸が締めつけられて、気付けばぼろぼろと涙をこぼしていた。
■
日曜日からは意識して少し引き篭もり。
なんとなーく、連日ふらふらしていて、もちろん楽しいけど、少し地に足つけなきゃな、という気分になって。なんにでも熱に浮かされやすい私は、このままだと毎日遊ぶことが全てになってしまいそうで。長い休みは、自らを律することが、もっともっと楽しく過ごす秘訣なのかな、とも思う。(その前に出歩いてばかりだと金銭的危機が・・・!)
日曜日は一気に本を読む。
今日は早起き。お散歩がてら区役所まで税金を納めに行く。行ったけど、納金できるのは明日からなのでした、がっくり。だけど、湿気で少し重く涼しい空気の中、ゆっくりと歩く数キロはとても気持ちがよかったのでよしとしよう。
三茶で少し寄り道してから、玄米をひじき、韮、ターメリックで味付けしてお昼ごはん。
ちょうど元上司からTEL。次に会う計画を立てながらのお昼ごはん。こういうの、学生っぽくって、土曜のお昼っぽくってちょっとわくわくする。
それからはネイルを塗ったり、前髪を切ったり。働いていない間は、こういうことは自分でやってみようと思って。
ジェルを落として甘皮を取って、鑢で長さと形を整え表面を磨いて、オイルを塗りこんで、それから色をつけて。
9ヶ月ぶりの一連の作業は全部で4時間半もかかってしまったけれど、薄いベージュのパールと少しのラメが光る素人くさい初心な爪は、なかなか愛着がわく出来ばえになった。
これは前回のネイル。
たまーに自分ですると、次にサロンでどんな可愛いのにしてもらおうか、いつも以上にわくわくしてくるね・・・!
■
土曜日のこと。
朝早くに目覚める。金曜日と同じくらいいい天気、というよりも夏を感じさせる暑さ。
出かけようかな、とも思ったけれど、蒸し蒸しと滞る空気の合間から時おり通る風があまりにも涼やかで気分よく、洗濯をしたり本を読んだりしてずっと部屋の中で過ごす。
今さらながら
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少し日が暮れかかってから散歩がてら図書館へ。大きい公園を横目に歩きながら、もうそろそろ走り始めないとなあ、と思う。まだまだ先だと思っていた大会はもうあと2週間。走ることはあくまでも趣味だけど、大会に出るのであれば自分にとって納得いく結果は残しておきたいので。しばらく走っていなくても、走りきったときの清々しさは身体が覚えている。考えただけでうずうずしてくる。あの走りきった清々しさを体感するには練習はどうしても、必要。
夜はいつのまにか三茶に引っ越してきていた旧友とごはん。
時おりメールのやり取りをしていたけれど、実は3年ぶりだった。
ずいぶん男前に、大人の男性になった彼を見て、感情が熟しすぎて今はもうそんな気持ちは持っていないけど、遠い過去に彼に恋愛感情を抱いていた自分は間違いじゃないな、と思った。ぶっきらぼうだけど優しすぎるくらい優しい彼に、ああ、変わってないなあ、と時おり静かに感動していた。
きっとずっと細々と、途切れない友達であり続けるのだと思う。
もつ鍋と梅酒でしたたかに酔っ払って帰宅。ことんと眠りに落ちていた。
とてもとても満たされた、愛と笑いの夜だった。
読了:2008(031、032)
- 作者: 朝倉かすみ
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じっくり本を読める、どこか余裕のようなもの、そんな期間に入ったように思う。
並列するのも変だけど、どちらも何人かの目線で話が進んでいて、その中に男と女、そして一個人ごとの心の機微の違いがぴりぴりと描かれていた。
それぞれ、粋な人の粋具合がそうなるに至った背景を含め、たまらなく格好よかった。