土曜日のこと。
朝早くに目覚める。金曜日と同じくらいいい天気、というよりも夏を感じさせる暑さ。
出かけようかな、とも思ったけれど、蒸し蒸しと滞る空気の合間から時おり通る風があまりにも涼やかで気分よく、洗濯をしたり本を読んだりしてずっと部屋の中で過ごす。
今さらながら

耳鳴り

耳鳴り

これを聴いてきゅんとくる。透明感のある声、まっすぐな演奏がなんともいえない。
少し日が暮れかかってから散歩がてら図書館へ。大きい公園を横目に歩きながら、もうそろそろ走り始めないとなあ、と思う。まだまだ先だと思っていた大会はもうあと2週間。走ることはあくまでも趣味だけど、大会に出るのであれば自分にとって納得いく結果は残しておきたいので。しばらく走っていなくても、走りきったときの清々しさは身体が覚えている。考えただけでうずうずしてくる。あの走りきった清々しさを体感するには練習はどうしても、必要。
夜はいつのまにか三茶に引っ越してきていた旧友とごはん。
時おりメールのやり取りをしていたけれど、実は3年ぶりだった。
ずいぶん男前に、大人の男性になった彼を見て、感情が熟しすぎて今はもうそんな気持ちは持っていないけど、遠い過去に彼に恋愛感情を抱いていた自分は間違いじゃないな、と思った。ぶっきらぼうだけど優しすぎるくらい優しい彼に、ああ、変わってないなあ、と時おり静かに感動していた。
きっとずっと細々と、途切れない友達であり続けるのだと思う。
もつ鍋と梅酒でしたたかに酔っ払って帰宅。ことんと眠りに落ちていた。
とてもとても満たされた、愛と笑いの夜だった。