金沢ひとり旅 その2



兼六園の時雨亭にて煎茶と和菓子をいただく。
亭内はひんやりと涼しくてとてもとても気持ちがいい。
縁側で手入れの行き届いた庭を眺めながらしばし疲れた体を癒す。
中をじっくり見ようと立ち上がると、すっと隣の部屋から人が現れて意匠の説明をしてくれた。
訪れた人の動きをそっと見ながら、その見ていることを悟られないように気配を消しながら見守ってくれ、亭側の見せ所、持って帰ってもらいたい部分は存分に伝えるその術は素晴らしいの一言につきた。
300円でこの至福の時間、なかなかないこと。