帰り道でみたきょうのお月様は明るい白のすっとした三日月だった。
嵐が去ったあとの頬にふれる空気はすこしなまあたたくてくすぐったかった。
まっすぐ帰る金曜日は、眠る時間を気にしないで、静かに、気ままに、だらだらと身体と気持ちを緩め、音や本や映像で心の栄養を蓄える大切な時間。
こんな夜は白いガーゼのスリーパーが気分。
 キャベツと塩豚のパスタ
ごはんもかんたんに。
本当は、1ヶ月お付き合いしたピンクのネイルも今夜じゅうに落としておきたいのだけど、明日にあとまわし。
掃除も洗濯もお皿あらいも、まいにちのこともすべてあとまわし。
ちょっと散らかった(それすらも愛おしい)部屋で、これから好きなだけ、自分のためだけの時間を過ごそうと思います。
それでは明日まで、さようなら。