読了:2008(006)

ニート

ニート

どうしようもなく、同時代感を感じる。ビリビリと。
なんでもない人たちのこの感じが、1ミリのブレもなくぴったり寄り添うこの感じが、ああ、今の時代の物語だと、この人の作品を読むたびいつも思う。
沖で待つ」では(電車の中にもかかわらず)泣かされた。これにはビリビリさせられた。他の作品でもなんらかの衝動をいつも受ける。
同じ月日を歩んだ分のその先を、これからも見続けていたい。