何日かこうやって毎日のことを残さないでおくと、何があったのかどんなことを思ったのか、すっかり忘れてしまっている。1日のほんの一部分、ちょっとのことを残す残さないでは記憶の残りかたが全然違う。忘れてしまうくらいの些細なことや気持ちが私にはとても大事で、そしてそれは、そのことに触れなくても、どんなところに行ったか、何を見たか聴いたか、どれだけ歩いたか、どんなものを食べたか、それだけでぐわーっと思い出される。
取引先の若い男性が13歳の時からずっと日記をつけている。と、当たり前のように言っていた。
聞いたときは男性が、と驚いたけれど、その習慣はとてもよく理解できる。記憶の欠片を文字で残しておくことの楽しさを。
::::::
今週の私はといえば、ずっとピアノの音を聴いている。少しだるい体にショパンの調べが甘く心地いい。
時おりお笑いの動画を見て大爆笑。
当時中学生だった私に、たくさんの音楽と将来の方向の糸口を与えてくれた人と10数年ぶりのコンタクト。相変わらずの音楽への深い愛情と、生きていくことに貪欲な姿にすごくすごく元気を貰う。10代と20代だった2人が、30代と40代というその頃には想像もしていなかった年齢になっていて、おかしくもあり、懐かしくもあり。当時眩しくて憧れて仕方なかった人は、歳をとってもちっともその部分は変わっていなくて、また少し歳を取ることが楽しみになった。
::::::
今日は有給。ひさびさのいい天気。午前中ひとしきりのんびりして

何をする訳ではないけど、とりあえず散歩。半袖がちょうどいい陽気。

小腹が減って買ったたい焼きには小豆の目がちょこんと乗っていた。遠慮なくがぶりと食べた。