連休が明けて2日たったけど、なんとなくまだふわふわした心持ちで日中過ごしている。
特に長い休みという訳ではなかったし、連休らしい(そういったものがあるならば)過ごし方をしたということもなかったけど、ぐぐっと自分の思うがままのことしかしない、肯定しかない時間を過ごして、その平穏で楽ちんな時間の気分が抜けきっていないよう。
部屋には休みのあいだに読もうと思っていた本が、表紙を開くこともないままごろんと転がっている。乱雑な風景。
今ごろになって俄然読みたい気分になってきた。
ローズマリーの香りがする湯船で半分、読んだ。
街にはサンダル姿の女性が増え、視線がどうしてもその無防備な踝や踵に向かう。そこは、密かにいちばん普段の生活の姿が出る場所だと思っている。
改めて自分の足元に触れ、見つめると、踝が少し固くなっていた。
いつもより丁寧に鑢をかけ、いつもより念入りにクリームを塗りこんだ。