午後からは部屋を掃除したり、洗濯したり。
何故だかピアノの音が恋しく、ぱたぱた動きながら耳を傾けていた。

サンベア・コンサート

サンベア・コンサート

Beethoven: Sonatas opp. 10 & 13 - Pathetique

Beethoven: Sonatas opp. 10 & 13 - Pathetique

サンベアは札幌、ベートーベンは悲愴が否応なく胸に沁みる。
うららかに窓から射す日差しとあたたまりきらないひんやりとした部屋には、静謐な音がひっそりとよく似合う。
午後5時、閉館間際の図書館へ。すっぴんのまま黒い帽子、麻のカーディガン、茶色のコットンシャンブレーのキュロット、そしてエスパドリーユ。帽子のブリムにあわせて下向きがちに歩く。音の余韻とひっそりとした歩み。気分だけは、一足先の夏休み。
そのまま雑貨屋を見たり、なにやら面白そうなイベントをやっていたものづくり学校をふらりと覗いたり。

はぎれで作ったコースターをお持ち帰り。

さっそく使う。
どうしても憂鬱な気分になってしまう飛び石の出勤を少しでも楽しいものにしようと、残っていたレモンでシフォンケーキを作るも大失敗。
とてもじゃないけどみんなにおすそ分けはできない。味は悪くないんだけど・・・。
少し切ない気分で夜のおやつにした。
静かな、静かな休日。