昼に目を覚ますと、雨上がりの冷たい空気。
家にこもる、こんな天気の日のいつもの休日。
いつもより少しだけ、しん、とする今日のような空気のときの部屋を、私はとても愛している。
いつもより少しだけ、音楽を聴く耳も、映像を見る目も、布を手繰り寄せる包丁を握る雑巾を絞る手も、スリッパに包まれパタパタする足も、丁寧になっているような気がする。
いつものカフェオレのミルクを珍しく泡立てたり、した。
夜のはじめまで映画を見たりミシンを引っ張り出してみたり。
3週間ぶりに使ったミシンは、糸調子と布送りがおかしい。見てみぬフリももう限界まできている。20年連れ添ったミシンは、そのうちの半分の時間しか使われないまま終わりの時を迎えようとしている。もっと可愛がってあげたかった、なんて後から言っても遅いことは知っているのに、いつもいつもそんな後悔ばかりしているような気がする。
暗くなってから近所のスーパーへ。今日はじめての外の空気。買おうと思っていたものと見切り品を買う。筍150円、枝豆100円、苺100円。予定外に春の味たくさん。*1
今日こそは早く眠ろうと思っていたのに、筍を下茹でして冷まして、苺をジャムにしていたらこんな時間。
筍はあした、炊き込みごはんとおかか和えにする予定。

*1:捨てられてしまうかも・・・と思うともったいなくって、すぐ使えそうなものはぜったい買ってしまう。