読了:2008(013)
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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「熊の敷石」も2回も図書館で借りているのにタイミングが合わず未だ未読。
んで、初めての堀江作品。
各主人公を客観的に見つめる、そのほどほどの距離感が心地良かった。そして、言葉がたおやかで品があって、なんだかゆったりとした気分でページをめくっていった。
山の奥で(これは私のイメージだけど)時にぼんやりと、時に濃厚に繋がっている様子は、柔らかいクッションのようだった。都会のアパートに一人で暮らしているから余計そうなのかもしれないけど。