読了:2008(010、011、012)

そんな週末の読了本

秘密の花園

秘密の花園

途中まで彼女が書いたものだとは全然思えなかった。
いい悪いとかではなく、全体のテンポ、登場人物への入り方が、今まで読んだものと明らかに違う気がする。
脱皮しようともがく女の子の姿が生き生きと、ある種自分も感じたことのあるリアルさでせまってきた。どうぞたくましく生きていって欲しい、悪いことばかりではないから。高校生の頃の自分にそうつぶやきたくなった。
虹を見たかい?

虹を見たかい?

再読。
昨日・今日・明日」の時は、彼の語る自分をめぐる話や音への思いを語った部分に惹かれていたけれど、今は彼が家族のことを語るのを読むのが好きだ。それはきっと彼がいちばん大切にしているその愛情が行間からこぼれ落ちているからだと思う。なんでもないことばかりだけど、その視線はあたたかく、優しい。
ロングシーズン―佐藤伸治詩集

ロングシーズン―佐藤伸治詩集

何度目かわからない再読。
ただ歌詞が載っているだけなのに、こんなにも深く感動してしまうのはどうしてだろう?いつも、口ずさみながら、そして小さく震えながらこれを読んでいる。