涙バトン

id:m73さんからしかりとキャッチいたしました。
いつも、繊細な文章の隙間からこぼれおちるm73さんの気持ちにどき、っとしています。ありがとうございます。
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前置きになってしまうのですが、私はとても泣き虫です。
けれども私にとって涙とは、そのときの気分に寄り添うもので、涙が主体では決してなく、過ぎ去るものなのです。
そのため涙を一番に考えると、輪郭のない淡い淡いものばかりで、これといったものが思い浮かびません。
なので、明日にはきっとこの答えは変わっていると思います。
あくまでも今日の、この一瞬の答えです。


  • 最近流したのはいつ?またその理由は?


ついさっき、東京の母ともいえる元上司からのメールに返信しているとき。
なんでもない、いつもの次に会う約束のメールのやりとりなのだけど、ママの太陽のような明るさと穏やかさと優しさを思い、それだけでぐっときたのでした。ママや友達に見守られて幸せだなあ、って思っていたら。

  • 今まで一番泣いたのはいつ?またその理由は?

一番、というのがまったく思い浮かびません。
それが幸せなのか不幸なのか、はたまた人生に対してきちんと向き合っている・いない結果なのか解らないけど。
涙を流すことに対して優劣をつけるにはまだ早い、と思っているのかもしれません。
それよりもこれから沢山流すであろういろんな涙を、きちんと消化していきたい、という気持ちのほうが強いのかもしれません。

  • いくら泣いても涙が枯れない、何度でも思い出すだけで泣いてしまう。それとも、すっごく悲しい時に泣けないこと。どちらが辛いでしょうね?

過ぎ去るもの、消化していくもの、と捉えている私には泣けないこと、のほうが辛いのかもしれません。


  • 泣いちゃった小説、漫画、映画、歌とかそういうのありますか?

【小説】

犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)

犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)

小説ではないけれど、このあとがきでわんわん泣いた。
本文の日記ではある一定の体温でロシア旅行記を記しているのに、あとがきでは激しいくらいの百合子さんの感情が溢れていて。
沖で待つ

沖で待つ

最後の「沖で待つ」、そのひとことで。
【漫画】
南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)

南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)

最後から2ページめ、
「わたしたちの この ありふれた平凡は
 本当はとても こわれやすくて
 なくさないことは奇跡」
何でもないようで、本当に奇跡なのだと思うから。
【映画】
奇跡の海 [DVD]

奇跡の海 [DVD]

共感とかそういうのではないけれど、ただただ嗚咽した。
【歌】
いろんな涙がたくさんあるので、実際にライヴで見て聴いて、気がついたら流れていたものだけ。
STRAWBERRY

STRAWBERRY

シモーヌ
adore

adore

まだ赤い
「てん、」

「てん、」

バイタルサイン

  • 優しさに泣いちゃうタイプですか?自分の情けなさに泣いちゃうタイプですか?感動して泣いちゃうタイプですか?怒りすぎて泣いちゃうタイプですか?

どれもこれも。時には風景にさえも。

  • 誰かを泣かしたこと、ありますか?

悲しくて、楽しくて、その結果泣かせたことなんて沢山あると思う。
願うなら、楽しくて幸せな涙のほうを、よりたくさん共有したい。

  • 逆に泣かされたこととか…

「泣かされた」という故意であるようなニュアンスではなく、結果として泣いたことはたくさんあると思います。
嬉しいことも悲しいことも。

  • 涙は何の味?

その時どきによって違うのだと思います。

  • 涙に対する貴方の見解を教えて下さい。

最初に書いた通りではないでしょうか。
重くもなく軽くもなく、ただ生活する上でひょっこり顔を出す存在なのだと思います。
私個人としては、泣いちゃうくらい感動的なことに出会うのは嬉しいけれど、泣くということをドラマティックに捉え、それが故に自分を飾るような生活はしないと思います。結果、ドラマティックだったとしても。


  • お付き合いありがとさんです。嫌われたら泣いちゃうくらい好きな5人に回してみよう。

もうたくさんまわっているようなのでアンカーで。
長々とありがとうございました。